大事なお子様が自閉スペクトラム症と診断された(あるいはその疑いがある)という状況にある今、インターネットを駆使して、あらゆる情報収集をされているかと思います。
我が家ももちろんそうでした。
振り返れば、診断が下りる前が一番心的ストレスが強かった時期であると自覚しています。
「他の子と違う」「何かの障害か」「この子の将来はどうなるのか」「親亡き後は」
スマホでのネット検索依存になっていました。そして、いざ診断が下りると「やっぱりそうだったか」と、なんだか安堵したことを覚えています。
そして、診断が下りてから2年以上が経ち、少しずつ気持ちに余裕ができてきたように思います。開き直りというか、なるようになるか、という気持ちに変わってきています。
将来についての不安や心配はもちろんありますが、それは定型発達の子にも言えること。それに、調べてみるとわかるとことですが、自分が知らなかっただけで、発達障害を抱える人のいかに多いことか。
発達障害児の親でなければ、もしかしたら一生知ることがなかったかもしれない世界を冒険するんだ、という気持ちも大切なことだと思います。
この記事では、そんなスマホでのネット検索依存を経て、現時点もなお継続しているネットでの情報ソースを紹介します。玉石混合のネット情報の中で、少しでも一助になれば幸いです。
①LITALICO発達ナビ

まずはリタリコさんです。
おそらく発達障害関連キーワードでぐぐったら高確率で上位に表示されるウェブ記事を持つ、障がい者(児)福祉業界の最大手ネット情報発信企業です。
発達ナビという情報発信コラムだけでなく、LITALICOジュニア、LITALICOワークスなど、療育施設、放課後等デイサービス、就労支援など大変幅広く事業展開しています。
手始めに発達ナビに無料会員登録をして、様々なコラムを読み漁ることで知識を網羅することができます。専門家、医療機関従事者、発達障害児を抱える保護者、または当事者など、周囲の人々の目線から見た記事を読むことができます。
②平 熱
平熱(へいねつ)先生は、フォロワー数7万人超えの人気Twitterアカウントです。その正体は特別支援学校の現役先生です。
「特別支援教育は全人類に有効です」を合言葉に、知的障害児との接し方や教育環境に関する情報を平熱先生らしく面白おかしくツイートされています。
たまに人間味あふれるツイートもありタイムラインが和みます。さらに書籍も著されていますので、ぜひご一読いただきたいです。
発達障害児の保護者、当事者だけでなく、教育関係者、社会福祉関係者、政治関係者、もはや全人類にフォローしていただきたいアカウントです。
③heralbony

heralbony(ヘラルボニー)と読みます。「異彩を、放て。」をキャッチコピーに、福祉施設に在籍する知的障がい者の方のアートワークをあらゆるプロダクトに落とし込んで展開するブランド企業です。
創業者は双子、その双子の兄が自閉症であり、障害を抱える兄とともに育った双子が立ち上げたブランドです。アートワークのデザイン性の高さは圧巻の一言です。商品が売れればもちろんそのデザイナーにも収入が入ります。
一般的に、障がい者の就労による収入は大変厳しいものです。しかし、ヘラルボニーではデザイナーとして雇用していることで、デザイン料を支払っているそうです。
個人的には社会貢献度の高い企業であり、広義の意味で我が国における障がい者福祉をひとつ高いレベルへと推し進めたことは間違いないはずです。
以上の3つは必須の情報源として、ブックマークとフォローは必要不可欠でしょう。TwitterやInstagramでもアカウントがありますので、手始めにチェックしてみてください。
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